春夏秋冬の
昆虫写真館
テントウムシなどの仲間(2)
テントウムシ科(クチビルテントウ類・ヒラタテントウ類
・メツブテントウ類・マダラテントウ類)・テントウダマシ科
昆虫
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テントウムシ科 (Coccinellidae)
クチビルテントウ亜科 (Chilocorinae)
2013.3.29(大分市)
アカホシテントウ
Chilocorus rubidus
Hope, 1831
○
分布:北海道から九州
○
全長:6〜7mm
○
時期:5月〜2月
黒地に周囲のぼやけた赤い縦紋があるテントウです。成虫も幼虫もクヌギ・クリ・ウメなどにつくタマカイガラムシを食べます。少ないテントウですが、いる所にはたくさん見られます。12月頃にタマカイガラムシの幼虫が羽化し、それを食べに集まってきます。サナギはトゲがあり、イビツな形で枝にびっしりとつきます。
2011.3.12(大分市)
ヒメアカボシテントウ
Chilocorus kuwanae
Silvestri, 1909
○
分布:北海道から九州・対馬
○
全長:3〜5mm
○
時期:
黒地に小さな赤い斑紋の入った小さなテントウムシ。成虫・幼虫共にクワシロカイガラムシを食べるようです。
2011.10.27(大分市)
ミカドテントウ
Chilocorus mikado
Lewis, 1896
○
分布:本州・九州
○
全長:4mm前後
○
時期:10月〜
背面が真っ黒で前胸背の側面が黄褐色のテントウ。腹面は赤褐色。ヒメアカホシテントウによく似ている。以前はかなり珍しいテントウだったのが、イチイガシの高木で特異的に見られる事が解り少しずつ発見されている希少種。秋に見つかることが多い。
2010.7.7(湯布院町)
ヨツボシテントウ
Phymatosternus lewisii
(Crotch, 1874)
○
分布:本州から九州・対馬〜朝鮮・中国・台湾・インド
○
全長:3〜4mm
○
時期:
小さなテントウムシで翅は赤や黄色に黒い4つの斑紋があります。成虫も幼虫もアブラムシを食べる。ベダリアテントウに似ているが、4つの斑紋は丸い。
2012.6.9(湯布院町)
黒化型?2012.8.25(九重町)
2011.10.3(屋久島)
モンクチビルテントウ
Platynaspidius maculosus
(Weise)
○
分布:本州・九州・南西諸島〜台湾・中国・ベトナム
○
全長:mm前後
○
時期:
オレンジ色と黒の斑紋が特徴的なクチビルテントウの仲間。南方系種で1998年?頃に沖縄で侵入が確認され、その後各地で見つかっているようです。
♂2010.5.9(南阿蘇市)
フタモンクロテントウ
Cryptogonus orbiculus
(Gyllenhal, 1808)
○
分布:本州から九州・沖縄
○
全長:3mm
○
時期:
全体が黒で前翅後方にオレンジ色の斑紋が2個ある小さなテントウです。短い毛で覆われているため灰色かかってます。♂の頭部は黄色です。
2012.10.4(別府市)
ナガサキクロテントウ
Telsimia nagasakiensis
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
ヒラタテントウ亜科 (Coccidulinae)
2011.5.13(屋久島)
ベダリアテントウ
Rodolia cardinalis
Mulsant, 1850
○
分布:本州以南
○
全長:2〜4mm
○
時期:
赤色に黒の斑紋の入ったテントウ。柑橘類に致命的な被害をおよぼすワタフキカイガラムシの天敵としてオーストラリアから導入されました。現在では世界中の柑橘類栽培地域に導入されている。
2010.4.27(大分市)
ベニヘリテントウ
Rodolia limbata
(Motschulsky, 1866)
○
分布:本州から九州・対馬
○
全長:4〜7mm
○
時期:3月〜5月
地色は黒く、前翅や前胸の縁が赤いテントウムシ。春に出現するテントウムシで、ワラジカイガラムシ類を捕食する。近縁種にアカヘリテントウがある。
2011.5.17(大分市)
アカヘリテントウ
Rodolia rufocincta
Lewis, 1896
○
分布:本州から九州
○
全長:4〜7mm
○
時期:3月〜5月
体は黒く上翅の縁のみ赤いテントウムシ。ベニヘリテントウと近縁種で少ない。
2011.7.3(湯布院町)
アカイロテントウ
Rodolia concolor
(Lewis, 1879)
○
分布:本州から九州
○
全長:4〜6mm
○
時期:5月〜10月
全身赤いテントウムシ。カイガラムシ類を捕食します。
♀2012.4.7(大分市)
メツブテントウ亜科 (Sticholotidinae)
2014.10月
クロジュウニホシテントウ
Plotina versicolor
Lewis, 1896
○
分布:本州から九州〜中国
○
全長:2.4〜3.5mm
○
時期:(成虫越冬)
黄と赤の地色に12個の黒斑がある小さなテントウ。全国的に数少ない希少種。
2012.8.17(挾間町)
クロツヤテントウ
Serangium japonicum
Chapin, 1940
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
頭部・触角・肢は黄色く、前胸背・上翅が艶のある黒のテントウ。
2012.8.21(庄内町)
ズグロツヤテントウ
Serangium punctum
Miyatake, 1963
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
触角・肢は黄色く、頭部から上翅が艶のある黒のテントウ。
2011.3.31(湯布院町)
ムツボシテントウ
Sticholotis punctata
Crotch, 1874
○
分布:本州・九州・屋久島
○
全長:2〜2.6mm
○
時期:
体色は黒地に赤い紋が入って黒丸が6つあるように見えるテントウムシ。♀しか見つかっておらず単為生殖するらしい。カイガラムシ類を食べる。
2011.9.10(玖珠町)
タラメツブテントウ(仮称)
Sticholotis
sp.
○
分布:九州?
○
全長:mm
○
時期:
長崎県多良山系で初めて見つかった未記載種のメツブテントウの仲間。体色は黄褐色で6つの小さな黒紋があり、紋の大きさには個体差があるようです。
マダラテントウ亜科 (Epilachninae)
2003.6.9(春野町)
ニジュウヤホシテントウ
Epilachna vigintioctopunctata
(Fabricius, 1775)
○
分布:本州・四国・九州
○
全長:6〜7mm
○
時期:
成虫も幼虫もジャガイモ・ナスなどナス科植物の葉を食べる害虫です。
2007.8.21(由布市)
オオニジュウヤホシテントウ
Epilachna vigintioctomaculata
Motschulsky, 1857
○
分布:日本全土〜朝鮮・満州
○
全長:6〜8mm
○
時期:
成虫も幼虫もジャガイモ・ナスなどのナス科植物の葉を食べます。ニジュウヤホシテントウよりやや大型で背面が高く、黒紋が大きいです。
2014.7月(立山町)佐々木氏標本
ヤマトアザミテントウ
Epilachna niponica
Lewis, 1896
○
分布北海道・本州
○
全長:5.5〜8.5mm
○
時期:6月〜9月
成虫も幼虫もキク科のアザミ類を食べる。
2011.11.20(沖永良部島)
ジュウニマダラテントウ
Epilachna boisduvali
Mulsant, 1850
○
分布:トカラ列島以南
○
全長:8mm
○
時期:3月〜11月
南方系の大型のテントウ。食草性でウリ類の葉を食べる。
2012.8.21(九重町)
トホシテントウ
Epilachna admirabilis
Crotch, 1874
○
分布:本州・四国・九州
○
全長:6〜9mm
○
時期:6月〜8月
赤い地色に10つの黒い大きな斑紋の入ったテントウムシです。草食性の種でカラスウリ類の葉を食べます。
2003.6.5(塩江町)
テントウダマシ科 (Endomychidae)
2008.9.9(大分市)
ヨツボシテントウダマシ
Ancylopus pictus asiaticus
Strohecker, 1972
○
分布:本州・四国・九州
○
全長:4.5〜5mm
○
時期:5月〜10月(成虫越冬)
オレンジ色の地色に黒い斑紋のあるテントウムシダマシです。枯れ草・枯れ木などのキノコ・菌類を食べる。
2013.8.6(宇目町)
トウヨウダナエテントウダマシ
Danae orientalis
(Gorham, 1873)
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
2012.10.6(豊後高田市)
ルリテントウダマシ九州亜種
Endomychus gorhami kyushuensis
Sasaji
○
分布:九州(北海道から九州・対馬)
○
全長:4〜5mm
○
時期:
2009.6.11(久住町)
キスジテントウダマシ
Endomychus plagiatus
○
分布:本州から九州
○
全長:4〜5mm
○
時期:
黒い地色で、翅に赤い模様の入ったテントウダマシです。倒木に生えるキノコ・菌類を食べる。
四紋型2012.8.30(九重町)
2010.7.1(庄内町)
トミシマテントウダマシ
Endomychus tomishimai
Nakane
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
体全体が黒く、上翅は大部分が赤で肩部が黒いテントウダマシ。
2009.6.7(九重町)e
イカリモンテントウダマシ
Mycetina ancoriger
Gorham, 1873
○
分布:本州から九州
○
全長:2.5〜3.5mm
○
時期:
黒い地色で、肩に真っ赤な斑紋の入ったテントウダマシです。斑紋の個体変異は多い。
2010.8.13(宇目町)
キボシテントウダマシ
Mycetina amabilis
Gorham, 1873
○
分布:北海道から九州
○
全長:4〜5mm
○
時期:
地色は黒く、翅に合計4つの赤い斑紋の入ったテントウダマシです。キノコ・菌類の生える朽木などに見られる。
2012.7.19(宇目町)
ベニバネテントウダマシ
Mycetina rufipennis
(Motshulsky, 1860)
○
分布:北海道から九州
○
全長:3〜5mm
○
時期:
体全体が黒く、上翅全体が赤くなるテントウダマシです。
2011.6.26(湯布院町)
カミコウチテントウダマシ
Mycetina kamikochiana
Nakane
○
分布:北海道から九州
○
全長:mm
○
時期:
2011.7.14(庄内町)
チャバネムクゲテントウダマシ
Stenotarsus chrysomelinus
Gorham, 1887
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
2011.5.22(庄内町)
クロモンケブカテントウダマシ
Ectomychus musculus
(Gorham, 1887)
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
標本2014.5月(宮崎県)佐々木氏採集
タイワンオオテントウダマシ
Eumorphus quadriquttatus
(Illiger)
○
分布:九州・対馬〜中国・台湾
○
全長:mm
○
時期:
2010.2.28(大分市)
キイロテントウダマシ
Saula japonica
○
分布:北海道から九州
○
全長:3〜4mm
○
時期:
体は全体が赤く、肢と触角の黒いテントウダマシ。広食性でカイガラムシ類・ハダニ類・スス病菌等を捕食する。
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