春夏秋冬の
昆虫写真館
テントウムシなどの仲間(1)
テントウムシ科
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テントウムシ科 (Coccinellidae)
テントウムシ亜科 (Coccinellinae)
2007.8.21(由布市)
ナナホシテントウ
Coccinella septempunctata
Linnaeus, 1758
○
分布:日本全土〜朝鮮
○
全長:8mm
○
時期:一年中
最も普通にみられるテントウムシです。前翅は朱色で黒紋が7つあります。成虫も幼虫もアブラムシを捕食します。冬は集団越冬せずに単独で冬越しし、暖かい日は表に出てきます。
2014.4.17(野母崎町)
2009.4.19(福岡市)
テントウムシ(ナミテントウ)
Harmonia axyridis
(Pallas, 1773)
○
分布:日本全土〜朝鮮・シベリア・樺太・台湾
○
全長:7〜8mm
○
時期:
最も親しみのあるテントウムシで、色彩と斑紋は変化に富んでいます。幼虫も成虫もアブラムシを捕食します。冬は集団越冬する。
2008.6.5(中津市)
2009.11.29(大分市)
2008.9.13(挾間町)
2008.5.31(大分市)
2009.6.23(庄内町)
2010.9.22(野津原町)
2012.8.4(九重町)
クリサキテントウ
Harmonia yedoensis
(Takizawa, 1917)
○
分布:本州以南
○
全長:6.5mm前後
○
時期:
マツ類の樹上にすむテントウでナミテントウに良く似ている。ナミテントウよりも上翅先端が尖りぎみになる。幼虫の斑紋で識別すると確実なようです。
2011.5.15(屋久島)
オオフタホシテントウ
Lemnia biplagiata
(Swartz, 1808)
○
分布:九州南部以南
○
全長:6mm前後
○
時期:
上翅に大きめの赤い斑紋がある南方系のテントウムシ。この斑紋の大きさには変化がある。
2013.7月
ウンモンテントウ
Anatis halonis
Lewis, 1896
○
分布:北海道から九州
○
全長:6〜7mm
○
時期:5月〜7月
黒斑の周りに白っぽい縁取りのあるテントウムシ。縁取りのない個体もある。ブナ帯に生息するが少ない。
2009.10.8(別府市)
ダンダラテントウ
Menochilus sexmaculatus
(Fabricius, 1781)
○
分布:本州から沖縄
○
全長:5.5〜7mm
○
時期:3月〜11月
特徴的な斑紋のテントウです。斑紋は変異が多く、赤色部のまったく消失してしまったものから翅全体に赤が広がったものまでみられます。アブラムシを捕食します。沖縄ではハローウィンのようなタイプが多い。沿岸に近い地域でよく見られる。
2009.10.22(鶴見町)
2009.10.22(鶴見町)
2010.12.28(沖縄本島)
亀甲型2010.12.26(沖縄本島)
カタボシテントウ
Coelophora inaequalis
(Fabricus, 1775)
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分布:沖縄本島・石垣島・小笠原諸島
○
全長:mm前後
○
時期:
オーストラリア方面からの外来種。黒の多い6紋型と赤の多い亀甲型があります。
高田様、ご教授ありがとうございました。
2011(九重町)
クロスジチャイロテントウ
Micraspis kiotoensis
(Nakane et M.Araki, 1960)
○
分布:本州・九州
○
全長:3〜4mm前後
○
時期:
茶色に黒の筋が3本入ったチャイロテントウの仲間。局地的分布で数少ない。
都道府県RDB:大分県準絶滅危惧(NT)
2011.3.18(大分市)
ムーアシロホシテントウ
Calvia muiri
(Timberlake, 1943)
○
分布:本州・四国・九州
○
全長:4〜6mm
○
時期:
橙黄色の体に黄白色の斑紋を散りばめているシロホシテントウの仲間。この仲間では最も普通に見られる。良く似たシロジュウゴホシテントウは前胸部の4つの白点の内側が極小さく、外側が縁に沿って長い。
2003.6.5(塩江町)
2012.5.27(庄内町)
シロトホシテントウ
Calvia decemguttata
(Linnaeus, 1767)
○
分布:
○
全長:mm
○
時期:
2012.5.27(庄内町)
2011.4.14(庄内町)
基本型2009.5.31(九重町)
シロジュウシホシテントウ
Calvia quatuordecimguttata
(Linnaeus, 1758)
○
分布:北海道から九州
○
全長:5.2mm
○
時期:
まったく色の違う3つの型のあるテントウです。基本型はシロホシテントウタイプ、紅型は赤地に黒点の入るタイプ、黒型は黒地に白点の入るタイプとあります。基本型と黒型は色違いになります。
紅型2009.5.30(久住町)
黒型2011.5.30(九重町)
2013.6.15(豊後大野市)
ジュウロクホシテントウ
Sospita oblongoguttata
(Linnaeus, 1758)
○
分布:本州・九州〜朝鮮
○
全長:7〜8.5mm
○
時期:
山地のアカマツ等のマツ類に生息する。
2011.5.1(挾間町)
ウスキホシテントウ
Oenopia hirayamai
(Yuasa, 1963)
○
分布:北海道から九州
○
全長:3〜4mm
○
時期:
一見、ヒメカメノコテントウに似た小さなテントウムシ。広葉樹の樹上で見られるが少ない。
2015.9.22(蒲江町)
ムツキボシテントウ
Oenopia scalaris
(Timberlake, 1943)
○
分布:本州・九州・小笠原〜朝鮮・台湾・インドシナ
○
全長:mm
○
時期:
ウスキホシテントウによく似た近縁種で、上翅側面の黒い模様がゆるやかな波形になる。 沿岸域から山地のマツ類に付くアブラムシを食べる。少ないテントウムシ。
同上2015.9.22(蒲江町)
2009.9.30(久住町)
ヒメカメノコテントウ
Propylea japonica
(Thunberg, 1781)
○
分布:北海道・本州・四国・九州
○
全長:3.5〜5mm
○
時期:
小さなテントウムシで斑紋の変異が多く、チャイロテントウに似たタイプもあるので注意。成虫も幼虫もアブラムシを捕食します。
2012.9.21(日田市)
2013.6.16(湯布院町)
♀2012.8.29(中津市)
2009.11.29(大分市)
カメノコテントウ
Aiolocaria hexaspilota
(Hope, 1831)
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分布:北海道から九州
○
全長:11〜13mm
○
時期:4月〜10月(成虫越冬)
大型のテントウで、上翅には黒地に赤の独特の紋様があります。クルミハムシやドロノキハムシの幼虫を食べます。
2015年
オオテントウ
Synonycha grandis
(Thunberg, 1781)
○
分布:本州以南
○
全長:11〜14mm
○
時期:
体長が1cmを超える大型テントウの仲間。ホウライチクに付くアブラムシを食べる。新成虫では黄色く、次第に赤くなる。
2011.5.17(大分市)
ハラグロオオテントウ
Callicaria superba
(Mulsant, 1853)
○
分布:本州から九州
○
全長:12mm前後
○
時期:
体長が1cmを超える大型テントウの仲間。キジラミ類・アブラムシ類を食べる。春にカエデの花やクワ等で見られる。
腹2011.5.17(大分市)
2013.4.15(宇目町)
2011.6.2(大分市)
ジュウクホシテントウ
Anisosticta kobensis
Lewis, 1896
○
分布:本州から九州〜ウスリー・朝鮮・中国
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全長:mm
○
時期:
黄褐色に細かな黒点が散りばめた長めのテントウの仲間。上翅に19個の黒点がある。ヨシ原に生息します。
2019年
ジュウサンホシテントウ
Hippodamia tredecimpunctata timberlakei
Capra, 1931
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分布:北海道から九州
○
全長:5.6〜6.2mm
○
時期:5月〜10月
ジュウクホシテントウのように丸くないテントウムシ。局地的に海岸・河口・湖岸等のヨシ原に生息していて少ない。
2007.11.25(大分市)T氏 撮影
キイロテントウ
Illeis koebelei koebelei
Timberlake, 1943
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分布:本州・四国・九州・屋久島・対馬〜台湾
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全長:4.5mm前後
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時期:5月から
小さなテントウムシで前翅は鮮やかな黄色です。胸部は白色で黒点が2つあります。野菜がかかるウドンコ病などの白渋菌を食べるので、益虫です。
2011.4.3(大分市)
シロホシテントウ
Vibidia duodecimguttata
(Poda, 1761)
○
分布:北海道から九州〜シベリア・朝鮮・中国・ヨーロッパ
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全長:mm
○
時期:
黄褐色に白点の並んだテントウ。ムーアシロホシとの違いは、前胸背に白点が4つ並ばず両端のみ白い。
2015.6月金只さん撮影
シロジュウロクホシテントウ
Halyzia sedecimguttata
(Linnaeus, 1758)
○
分布:北海道から九州
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全長:mm
○
時期:
ジュウロクホシテントウは体が大きく、斑紋は三角形。
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