春夏秋冬の
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セミ科 (Cicadidae)
セミ亜科 (Cicadinae)
♀2008.7.23(中津市)
クマゼミ
Cryptotympana facialis
(Walker, 1858)
○
分布:関東以西・四国・九州〜東洋熱帯
○
体長:40〜48mm、翅端まで:60〜65mm
○
時期:7月〜9月
大きなセミです。体の背面は黒く、翅は透明です。
平地から低山でシャアシャア・・・と大きな声で鳴きます。
♂2007.7.30(九重町)
キュウシュウエゾゼミ
Tibicen kyushyuensis
(Kato, 1926)
○
分布:中国地方・四国・九州
○
体長:33〜35mm、翅端まで:52〜54mm
○
時期:7月〜8月
体の背面は黒に黄色と赤褐色の模様が入り、翅は透明です。コエゾゼミと良く似たエゾゼミですが、♂の腹弁は短く左右で交わります。広島県以南で局所的に分布し、ギーーと鳴きます。
♂2013.7.21(九重町)
♂2013.7.21(九重町)
2010.8.6(大分市)
アブラゼミ
Graptopsaltria nigrofuscata
(Motschulsky, 1866)
○
分布:日本全土〜朝鮮・中国
○
体長:36〜38mm、翅端まで:60mm
○
時期:7月〜9月
体はほとんどが黒く、胸部に赤褐色の模様が入り、翅は暗赤褐色です。夏季に低地から山地まで普通にみられ、ジーと鳴きます。
脱皮2018.7.21(宇佐市)
♂2007.8.16(大分市)
ニイニイゼミ
Platypleura kaempferi
(
Fabricius
, 1794)
○
分布:日本全土〜台湾・中国・東洋熱帯
○
体長:20〜24mm
○
時期:6月下旬〜9月上旬
体は他のセミよりも少し扁平で、緑色や褐色の模様が入ります。
前翅は黒褐色と透明の部分がありますが、後翅は黒いです。
梅雨の頃から現れ、ニーニーと鳴きます。
♂2009.5.10(久住町)
ハルゼミ
Terpnosia vacua
(Olivier, 1790)
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分布:本州・四国・九州
○
体長:♂28〜32mm、♀23〜25mm
○
時期:4月〜6月
日本の特産種で春早くから現れるセミです。体は褐色でエゾハルゼミ・ヒメハルゼミに比べて、模様にメリハリがないのが特徴です。マツ林に住みムゼー・ムゼー・・・と繰り返し鳴きます。
♀2012.6.6(九重町)
♀2010.6.24(九重町)
エゾハルゼミ
Terpnosia nigricosta
(M
otschulsky
, 1866)
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分布:北海道から九州〜中国
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体長:♂mm、♀mm
○
時期:
♂2010.7.3(緒方町)
ヒメハルゼミ
Euterpnosia chibensis chibensis
Matsumura, 1917
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分布:本州の一部・四国・九州
○
体長:♂24.5〜28mm、♀23〜25mm
○
時期:6月〜7月
ツクツクボウシを小さくしたような小型で細長いセミです。緑色・黒・褐色が混じってます。カシやシイなどの樹林にすみ、ジーワー・ジーワー・・・と大合唱して鳴きます。
♀2008.7.11(大分市)
♂2007.8.16(大分市)
ツクツクボウシ
Meimuna opalifera
(Walker, 1850)
○
分布:北海道から屋久島〜中国大陸・台湾
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体長:29〜31mm
○
時期:8月〜10月
体は緑色の模様が入り、翅は透明です。平地の雑木林でツクツク・・・ホーシと鳴きます。秋には他のセミが減るので、よく耳にします。
抜殻2008.10.21(中津市)
♂の腹面2010.8.15(宇目町)
♂2011.9.24(屋久島)
クロイワツクツク
Meimuna kuroiwae
Matsumura, 1917
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分布:大隅半島南部以南
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体長:mm
○
時期:9月〜11月
ツクツクボウシの仲間なのでよく似ている。ゲーイッ・ゲーイッ・ギギギギ・・・と鳴く。海岸線付近の樹林帯で多く見られる。
♀2011.10.1(屋久島)
交尾2011.9.28(屋久島)
♀2010.8.22(湯布院町)
ミンミンゼミ
Oncotympana maculaticollis
(Motschulsky, 1866)
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分布:北海道から九州
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体長:33〜36mm、翅端まで:62mm
○
時期:8月〜9月
体の背面は鮮緑色と黒の模様が入りますが、個体変異は多いようです。翅は透明です。
西日本では平地よりも山地でみられます。ミーンミンミンミンミーと鳴きます。
♂腹面2012.8.12(湯布院町)
♀腹面2012.8.12(湯布院町)
♂2007.8.18(豊後大野市)
ヒグラシ
Tanna japonensis
(Distant, 1892)
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分布:日本全土
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体長:♂29〜38mm、♀21〜25mm
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時期:6月から9月
体の背面は褐色と鮮緑色の模様が入りますが、個体により変異があるようです。
西日本では低山から山地でみられ、平地にはみられないようです。夕方などに物悲しくティティティ・・・というような感じで鳴きます。
♂2008.7.29(豊後大野市)
♀2010.7.8(湯布院町)
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