ゾウムシの仲間１

春夏秋冬の昆虫写真館
			ゾウムシの仲間（１）オトシブミ科・チョッキリゾウムシ科		昆虫トップページ

　オトシブミ科 (Attelabidae)
　オトシブミ亜科 (Apoderinae)

♂２０１２．６．１７（湯布院町）	オトシブミ Apoderus (Apoderus) jekelii Roelofs, 1874 ○分布：北海道から九州～朝鮮・シベリア ○全長：8～9.5mm ○時期：
♂２００９．７．２（久住町）	♀２００９．６．２３（庄内町）
２００８．５．３０（大分市）	ヒメクロオトシブミ Apoderus (Compsapoderus) erythrogaster Snellen van Vollenhoven, 1865 ○分布：日本全土 ○全長：4.5～5.5mm ○時期：体は光沢のある黒色で肢は黄褐色のオトシブミで、普通にみられます。前翅にコブはありません。色彩変異が多く、全身真っ黒のものもいます。バラ・クヌギ等の葉を巻いて産卵します。
２０１２．５．９（庄内町）	ウスアカオトシブミ Apoderus (Leptapoderus) rubidus Motschulsky, 1860 ○分布：北海道から九州～中国・シベリア ○全長：6.0～6.5mm ○時期：
２００３．６．６（塩江町）	ウスモンオトシブミ Apoderus (Leptapoderus) balteatus Roelofs, 1874 ○分布：北海道から九州～朝鮮 ○全長：6.5～7mm ○時期：体は全体が褐色で、翅の先・後肢・上翅の肩部などは暗褐色のオトシブミです。エゴノキ・ソクズ等の葉にゆりかごをつくります。
２００９．６．２（朝地町）e	ヒメコブオトシブミ Phymatapoderus pavens Voss, 1926 ○分布：本州から九州～朝鮮 ○全長：6～6.5mm ○時期：体は光沢のある黒色でヒメクロオトシブミに似ていますが、前翅にコブがあり後肢に黒色部があります。
２００９．６．１９（久住町）	ゴマダラオトシブミ Paroplapoderus (Agomadaranus) pardalis (Snellen van Vollenhoven, 1865) ○分布：北海道から九州 ○全長：7.0～8.2mm ○時期：
中間型２００９．６．１３（宇目町）e
２００３．６．５（塩江町）	ヒメゴマダラオトシブミ Paroplapoderus (Paroplapoderus) vanvolxemi (Roelofs, 1875) ○分布：北海道から九州～韓国 ○全長：6～6.5mm ○時期：体は全体が黒色だが褐色が少しみえます。黒い紋には変異があります。上翅に２つ瘤状の隆起があるのが特徴です。ケヤキなどでみられます。
♂２００９．６．６（野津原町）e	ヒゲナガオトシブミ Paratrachelophorus longicornis (Roelofs, 1874) ○分布：北海道から九州～朝鮮・中国 ○全長：♂8.0～12.0mm、♀8.0～9.0mm ○時期：
♀２００９．５．１３（朝地町）	黄褐色型２０１０．５．３０（九重町）
♂２００９．６．１２（庄内町）	エゴツルクビオトシブミ Cycnotrachelus (Cycnotrachelus) roelofsi (Harold, 1877) ○分布：北海道から九州～朝鮮・中国・東シベリア ○全長：♂8.0～9.5mm、♀6.0～7.0mm ○時期：
♀２００９．６．２５(久住町）

　アシナガオトシブミ亜科 (Attelabinae)

２００９．５．２９（久住町）	アシナガオトシブミ Phialodes rufipennis Roelofs, 1874 ○分布：本州から九州～朝鮮 ○全長：6.5～8mm ○時期：4月～体は光沢のある黒色で、上翅が赤褐色のオトシブミです。クヌギ・ナラ類の葉を巻きます。
２００９．６．１４（庄内町）e	ルイスアシナガオトシブミ Henicolabus (Henicolabus) lewisii (Sharp, 1889) ○分布：本州から九州～朝鮮・中国 ○全長：5～6mm ○時期：5月～体は光沢のある黒色で、頭部後半から上翅にかけて赤いオトシブミです。ケヤキの葉で揺籃をつくります。
２０１１．５．３０（庄内町）	ビロードアシナガオトシブミ Himatolabus (Calolabus) cupreus (Roelofs, 1874) ○分布：本州から九州 ○全長：4.0～5.0mm ○時期：全身緑かかった金属光沢のあるアシナガオトシブミ。自然のよく残されたブナ林帯などのカツラの葉を食べる。
２００９．７．３（久住町）	ルリオトシブミ Euops (Synaptops) punctatostriatus (Motschulsky, 1860) ○分布：北海道から九州～朝鮮・東シベリア ○全長：4mm前後 ○時期：6月～8月体色は濃緑青～濃青色で金属光沢があります。イタドリ類・カエデ類・シデ類などの葉で揺籃をつくります。
２０１０．６．２０（湯布院町）	ハギルリオトシブミ Euops (Synaptops) lespedezae lespedezae Sharp, 1889 ○分布：北海道から九州 ○全長：3～4mm ○時期：6月～8月ハギ類やフジの葉で揺籃をつくるルリオトシブミの仲間です。体色は濃青～青緑色で金属光沢があり、上翅と前胸背との色彩差はすくない。
２００８．６．２４（宇目町）	カシルリオトシブミ Euops (Synaptops) splendidus Voss, 1930 ○分布：本州から九州～シベリア ○全長：3.5mm ○時期：4月～8月小さなオトシブミで頭部と胸部は赤みのある金色、前翅は青色の光沢があり美しい。いくつかの色彩変異があります。カシ・コナラやイタドリなどの葉でゆりかごを作ります。♂の前肢は他のルリオトシブミ類よりも特に大きくなります。
♂２００９．６．２１（久住町）e
２０１１．４．２４（庄内町）	ナラルリオトシブミ Euops (Synaptops) konoi Sawada & Morimoto, 1985 ○分布：北海道から九州 ○全長：3.5～4.0mm ○時期：月
２０１１．５．２２（九重町）e	コブルリオトシブミ Euops (Kobusynaptops) pustulosus Sharp, 1889 ○分布：本州から九州・対馬 ○全長：4.0～4.3mm ○時期：月

　チョッキリゾウムシ科 (Rhynchitidae)
　チョッキリゾウムシ亜科 (Rhynchitinae)

２００９．５．３１（庄内町）	ファウストハマキチョッキリ Byctiscus (Byctiscus) fausti Sharp, 1889 ○分布：本州から九州 ○全長：4.5～5.5mm ○時期：4月～背面は赤紫から緑色の金属光沢で美しいチョッキリです。カエデ・サクラ・クヌギなどの葉を巻きます。イタヤハマキチョッキリは似ていますが一回り以上大きく、金属光沢が弱くなります。
２０１１．６．９（九重町）	イタヤハマキチョッキリ Byctiscus (Byctiscus) venustus (Pascoe, 1875) ○分布：北海道から九州 ○全長：5.5～8.5mm ○時期：
ベニホシ♀２０１１．４．３（庄内町）e	ドロハマキチョッキリ Byctiscus (Byctiscus) puberulus (Motschulsky, 1860) ○分布：北海道から九州 ○全長：5.4～7mm ○時期：金属光沢の強い美しいハマキチョッキリ。地域により色彩変異があり、西日本では全体が緑色で上翅基部に赤い紋（ベニホシハマキチョッキリ型）・全体が緑から銅色で背面が赤銅色（トウキョウハマキチョッキリ型）・全身が藍色（濃青色型）がある。
♂２００９．５．１（中津市）	ブドウハマキチョッキリ Byctiscus (Aspidobyctiscus) lacunipennis (Jekel, 1860) ○分布：本州から九州 ○全長：5mm ○時期：金属光沢のある赤銅色のチョッキリです。ブドウ類の葉でゆりかごをつくります。
２０１１．９．１４（庄内町）	モンケシツブチョッキリ Auletobius (Metopum) submaculatus (Sharp, 1889) ○分布：本州から九州～東シベリア ○全長：3.0～4.4mm ○時期：
２０１１．８．２７（九重町）	クロケシツブチョッキリ Auletobius (Pseudomesauletes) uniformis (Roelofs, 1874) ○分布：北海道から沖縄～朝鮮 ○全長：2.2～2.7mm ○時期：
♂２００９．７．５（庄内町）	チャイロチョッキリ Aderorhinus crioceroides (Roelofs, 1874) ○分布：本州から九州～ビルマ ○全長：7mm ○時期：5月～7月体全体が赤褐色のきれいなチョッキリです。クリ・クヌギなどの葉を巻きます。
♀２００９．６．２３（九重町）
２０１０．７．１５（野津町）	ハイイロチョッキリ Cyllorhynchites (Cyllorhynchites) ursulus (Roelofs, 1874) ○分布：本州から九州・対馬～朝鮮 ○全長：7～9mm ○時期：7月～10月体は褐色から黒銅色で光沢があり、全身灰黄色の毛に覆われたチョッキリです。吻が特に長くナラ類のドングリに産卵し、枝ごと切り落とします。古い個体は全身の体毛がほとんどなくなって黒くなります。
２００９．１０．９（久住町）
２０１２．７．２７（九重町）	クチナガチョッキリ Involvulus (Involvulus) plumbeus (Roelofs, 1874) ○分布：本州から九州～朝鮮・中国 ○全長：3.7～5.0mm ○時期：
２０１１．８．２７（庄内町）	ヒメケブカチョッキリ Involvulus (Involvulus) pilosus (Roelofs, 1874) ○分布：北海道から九州～朝鮮 ○全長：4.5mm ○時期：やや小型のチョッキリです。体は藍色光沢のある黒で、全身に毛が生えてます。バラ科植物に集まりますが、揺籃は作らずに茎の中に産卵します。
２００９．５．２３（久住町）
２０１２．４．２８(直川村）	マダラケブカチョッキリ Cartorhynchites singularis (Roelofs, 1874) ○分布：本州・九州 ○全長：3.0～3.5mm ○時期：
２０１１．６．９（庄内町）
２０１２．６．２３（久住町）	キアシホソチョッキリ Eugnamptus (Eugnamptobius) flavipes Sharp, 1889 ○分布：北海道から九州 ○全長：3.0～4.0mm ○時期：
２０１２．７．２７（九重町）	ルリホソチョッキリ Eugnamptus (Eugnamptus) amurensis (Faust, 1882) ○分布：北海道から九州～シベリア ○全長：4.5～5mm ○時期：
２０１１．３．２６（大分市）	カシルリチョッキリ Neocoenorrhinus assimilis (Roelofs, 1874) ○分布：本州から九州 ○全長：2.5～3mm ○時期：体色は紺から青緑の金属光沢のある黒で吻の長いチョッキリ。ヤナギルリチョッキリによく似る。カシ・コナラ・クリ等の葉で揺籃をつくる。
２０１７．７．３０（尾平町）竹田さん採集	セアカチョッキリ Neocoenorrhinus sanguinipennis (Roelofs, 1874) ○分布：本州から九州 ○全長：4～5mm ○時期：6月～9月体色は黒く、上翅のみ赤いチョッキリ。
２０１１．４．１８（大分市）	コルリチョッキリ（旧ルリデオチョッキリ） Cartorhynchites apertus (Sharp, 1889) ○分布：北海道から九州 ○全長：2.1～3mm ○時期：
２０１２．５．２９（庄内町）	ルリイクビチョッキリ Deporaus (Caenorhinus) mannerheimi (Hummel, 1823) ○分布：北海道から屋久島～朝鮮・シベリア・ヨーロッパ ○全長：3.2～4.4mm ○時期：
２０１２．７．５（産山村）	チビイクビチョッキリ Deporaus (Hypodeporaus) minimus Kono, 1928 ○分布： ○全長：mm ○時期：真っ黒で小型のイクビチョッキリ。高原のハギ類で見られる。
２０１１．５．１８（大分市）	コナライクビチョッキリ Deporaus (Deporaus) unicolor (Roelofs, 1874) ○分布：本州から九州～朝鮮・中国・東ｼﾍﾞﾘｱ ○全長：3～3.8mm ○時期：5月～7月
２００９．６．２３（庄内町）
２０１３．４．４（大分市）	オオメイクビチョッキリ Deporaus (Deporaus) hartmanni Voss, 1929 ○分布：本州から九州 ○全長：3.3～4.5mm ○時期：
♂２０１１．４．２４（庄内町）	マルムネチョッキリ Chonostropheus chujoi Voss, 1956 ○分布：本州から九州 ○全長：3.5～4mm ○時期：5月～7月自分で揺籃をつくらずにオトシブミ・ゴマダラオトシブミのつくった揺籃に産卵する。
♀２００９．６．２３（庄内町）
♂２０１０．５．１６（庄内町）	ヤドカリチョッキリ Paradeporaus depressus (Faust, 1882) ○分布：北海道から九州～シベリア ○全長：3.4～3.6mm ○時期：自分で揺籃をつくらず、カエデ類につくられたハマキチョッキリ族の揺籃に入り込んで卵を産むチョッキリです。