春夏秋冬の
昆虫写真館
コガネムシの仲間(3)
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コガネムシ科
コフキコガネ亜科 (Melolonthinae)
2009.6.12(庄内町)
アシナガコガネ
Hoplia (Euchromoplia) communis
Waterhouse, 1875
○
分布:本州から屋久島
○
全長:5〜9mm
○
時期:4月〜6月
一般に体色は全体が淡黄色で模様がない。山地では前胸背や上翅に黒い斑紋がマダラに現れるものがある。後肢は太くて長いのが特徴でゴツイ感じに見える。また頭部前縁はへこむ。樹木の花や草花に集まります。
2009.7.5(庄内町)
2009.5.30(久住町)
ラインアシナガコガネ
Hoplia (Euchromoplia) reinii
Heyden, 1878
○
分布:九州
○
全長:6〜9mm
○
時期:4月〜6月
体色は薄黄色から赤褐色など変異がある。前胸背板の後角が強く角ばるのが特徴。頭部前縁は直線状になる。草花などに集まり花粉を食べる。九州のみに分布する。
2011.6.9(九重町)
クロアシナガコガネ
Hoplia (Hoplia) moerens
Waterhouse, 1875
○
分布:本州から屋久島
○
全長:6.5〜9mm
○
時期:5月〜8月
黒い体が薄黄色の燐片に覆われたアシナガコガネです。古い個体では燐片が落ちてしまい黒一色になる。後肢は太く頑丈。頭部前縁は直線状になる。各種花に集まるが、白い花を好む。
2009.6.4(久住町)
ヒメアシナガコガネ
Ectinohoplia obducta
(Motschulsky, 1857)
○
分布:北海道から九州・屋久島・対馬
○
全長:6〜10mm
○
時期:4月〜8月
体色は薄黄色や褐色に細い黒い紋の入ったものが多く、個体変異が大きい。全身黒っぽいものも見られる。頭部前縁はやや丸い。草花に集まる。幼虫は牧草の根を食べる。
2009.6.11(久住町)
2010.6.24(九重町)
♂2015.8.9(湯布院町)
サツマコフキコガネ
Melolontha (Melolontha) satsumaensis satsumaensis
Niijima et Kinoshita, 1923
○
分布:九州・屋久島
○
全長:30mm前後
○
時期:
体色は赤いが全体に黄褐色の体毛で覆われているコフキコガネ。コフキコガネに良く似るが♂の触角片状部はほとんど湾曲しない。
♂2008.7.5(大分市)
♂2008.6.24(佐土原市)
オオコフキコガネ
Melolontha frater
Arrow, 1913
○
分布:本州から屋久島
○
全長:25〜32mm
○
時期:
体色は赤いが全体に灰白色の体毛で覆われているコフキコガネ。産地によって個体変異が多い。前肢の外側にはっきりとしたトゲが2本ある。
2007.8.18(大分市)
♀2015.8.18(野津原町)
♂2007.8.24(大分市)
ヒゲコガネ
Polyphylla (Gynexophylla) laticollis laticollis
Lewis, 1887
○
分布:本州から九州・沖縄
○
全長:31〜38mm
○
時期:
体上面は赤地に白い模様がはいります。♂の触角は大きくて立派ですが、♀のは短い。夜間、燈火に飛来します。
都道府県RDB:大分県準絶滅危惧(NT)
♀2010.7.5(臼杵市)e
シロスジコガネ
Polyphylla (Granida) albolineata
(Motschulsky, 1861)
○
分布:北海道から九州
○
全長:24〜32mm
○
時期:
赤地に白線の入ったコガネです。海岸の松林に棲むコガネで全国的に減少している。夜間、燈火に飛来します。
♂2012.8.13(宇目町)
ヒメカンショコガネ
Apogonia amida
Lewis, 1896
○
分布:本州から九州
○
全長:7〜9mm
○
時期:
ハナムグリ亜科 (Cetoninae)
2003.6.21(春野町)
カナブン
Pseudotorynorrhina japonica
(Hope, 1841)
○
分布:本州から屋久島・対馬
○
全長:23〜29mm
○
時期:
体色は褐色をおびた青銅色光沢が普通にみられますが、たまに赤味や青味のつよいものもみられます。クヌギなどの樹液に集まります。
2010.7.8(湯布院町)
アオカナブン
Rhomborrhina (Rhomborrhina) unicolor unicolor
Motschulsky, 1861
○
分布:北海道から九州・対馬
○
全長:25〜29mm
○
時期:
カナブンの青色型に良く似たカナブンで、体型はカナブンよりも細長い。後肢基節が接することでもカナブンと見分けられる。体色の変化は少ない。クヌギなどの樹液に集まります。
2003.6.21(春野町)
シロテンハナムグリ
Protaetia orientalis submarumorea
(Burmeister, 1842)
○
分布:本州から屋久島・対馬
○
全長:20〜25mm
○
時期:
普通に見られるハナムグリで、体色は銅褐色の他・紫・緑などの光沢を有する。上翅の会合線の先端は突出しない点でシラホシハナムグリと見分けられる。クヌギなどの樹液に集まります。
2012.10.9(屋久島)
2003.6.8(春野町)
ハナムグリ
Cetonia (Eucetonia) pilifera pilifera
(Motschulsky, 1860)
○
分布:北海道から九州・屋久島・対馬
○
全長:14〜18mm
○
時期:
良く似た種が多いですが、体背面に細長い毛があるのが特徴です。花によく集まります。
2003.6.8(春野町)
アオハナムグリ
Cetonia (Eucetonia) roelofsi roelofsi
Hrarold, 1880
○
分布:北海道から屋久島
○
全長:15〜20mm
○
時期:
ハナムグリに似ていますが、体背面には毛があまりありません。花上で普通にみられます。
2011.10.4(屋久島)
2003.6.12(塩江町)
アオヒメハナムグリ?
Gametis forticula forticula
(Janson, 1881)
○
分布:
○
全長:
○
時期:
2003.6.12(塩江町)
コアオハナムグリ
Oxycetonia jucunda
(Faldermann, 1835)
○
分布:北海道から屋久島・対馬
○
全長:11〜16mm
○
時期:
小型のハナムグリで普通にみられます。色彩変異が多く、赤銅色をおびているものもあります。肢の地色が黒いのが特徴です。
2010.8.15(宇目町)
ホソコハナムグリ
Glycyphana (Glycyphana) gracilis viridis
Sawada, 1942
○
分布:本州から屋久島
○
全長:9〜12mm
○
時期:5月〜8月
体は細めで後肢が上翅にめり込んだ形の小さなハナムグリです。各種花に集まります。
2011.11.7(大分市)
クロハナムグリ
Glycyphana (Glycyphana) fulvistemma
Motschulsky, 1860
○
分布:北海道から九州・八重山諸島・対馬
○
全長:11〜15mm
○
時期:4月〜8月
黒地に白斑の入ったハナムグリです。各種花上に集まる。
2018年金只さん撮影
アオアシナガハナムグリ
Gnorimus subopacus viridiopacus
( Lewis, 1887)
○
分布:北海道から九州・対馬〜朝鮮・シベリア・サハリン
○
全長:17〜23mm
○
時期:6月〜8月
体色は光沢の無い緑色または銅褐色で白紋がある。山地の落葉広葉樹林に生息する。
2016年金只さん飼育
オオチャイロハナムグリ
Osmoderma opicum
(Lewis, 1887)
○
分布:本州から屋久島
○
全長:23〜32mm
○
時期:7月〜8月
ブナ帯からダケカンバ帯に生息する大型のハナムグリ。大木の樹洞内などに住み、ジャコウの独特な臭気を放つ。
環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)
都道府県RDB:大分県準絶滅危惧(NT)
トラハナムグリ亜科 (Trichinae)
黒♂2011.6.21(湯布院町)
ジュウシチホシハナムグリ
Paratrichius septemdecimguttatus
(Snellen van Vollenhoven, 1864)
○
分布:本州から屋久島
○
全長:10〜12mm
○
時期:
赤♂2011.6.21(湯布院町)
黒♀2011.6.14(庄内町)
2010.7.10(緒方町)
ヒメトラハナムグリ
Trichius succinctus
(Pallas, 1781)
○
分布:北海道から屋久島・対馬
○
全長:8〜13mm
○
時期:
小型のハナムグリで、山地の花上で普通にみられます。
2003.6.8(春野町)
2011.6.3(大分市)
♂2010.7.1(庄内町)
オオトラフコガネ
Paratrichius doenitzi
(Harold, 1879)
○
分布:本州から九州
○
全長:11〜15mm
○
時期:7月〜8月
♂は褐色に黒・黄色などの斑紋の入った綺麗なコガネです。♀は褐色がなく黒っぽい。まれに♂で♀型、♀で♂型のものも現れる。斑紋には個体差がある。山地の各種花に集まる。
♂2012.7.9(庄内町)
♀2012.8.7(宇目町)
ヒラタハナムグリ亜科 (Valginae)
2009.6.9(久住町)
ヒラタハナムグリ
Nipponovalgus angusticollis angusticollis
(Waterhouse, 1875)
○
分布:本州から屋久島・対馬
○
全長:4〜6mm
○
時期:4月〜7月
黒い体に白線の模様のある小さなヒラタハナムグリです。普通に見れる種で、♂はよく花に来ているのを見かけます。♀は朽木にいてあまり移動をしません。
2013.4.18(宇目町)
トゲヒラタハナムグリ
Dasyvalgus tuberculatus
(Lewis, 1887)
○
分布:本州から九州
○
全長:5〜7mm
○
時期:4月〜8月
体色は赤褐色と黒色の2タイプがある。やや大きめでトゲがあるヒラタハナムグリの仲間。山地の花に集まる。
♂2012.7.7(九重町)
オオヒラタハナムグリ
Neovalgus fumosus
(Lewis, 1887)
○
分布:北海道から九州
○
全長:6〜10mm
○
時期:6月〜8月
黒地にオレンジ色の模様のある小型のヒラタハナムグリです。♀は地味な色彩で産卵管が長く突き出ています。♂は花に来ますが、♀は朽木にいてあまり移動をしません。
♀2010.7.10(緒方町)
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