春夏秋冬の
昆虫写真館
ハムシの仲間(1)
ハムシ科(ナガハムシ・ネクイハムシ・クビナガハムシ・
クビボソハムシ・ツツハムシ等)
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ハムシ科 (Chrysomelidae)
モモブトハムシ亜科 (Zeugophorinae)
2012.5.10(庄内町)
ワモンナガハムシ
Zeugophora (Pedrillia) annulata
(Baly, 1873)
○
分布:北海道から九州・対馬
○
体長:4.5mm前後
○
時期:
オレンジ色の体色に上翅後方部の白紋が入ったナガハムシ。体色は黒味の多い個体もあるが白紋は消えない。ナガハムシの仲間では最も普通に見られる。
2011.7.24(上津江村)
2012.5.11(庄内町)
2012.5.10(庄内町)
ムナグロナガハムシ
Zeugophora (Pedrillia) bicolor
(Kraatz, 1879)
○
分布:北海道から九州
○
体長:5mm前後
○
時期:
上翅はオレンジ色、その他の部分は黒いナガハムシ。よく似た色合いのハムシが多いので注意。
2012.5.10(庄内町)
オビモンナガハムシ
Zeugophora unifasciata
(Jacoby, 1885)
○
分布:本州から九州
○
体長:mm
○
時期:
黒色に褐色の斑紋が入ったナガハムシ。上翅後方付近に横帯が入る個体もある。
2012.6.29(庄内町)
アカイロナガハムシ
Zeugophora varipes
(Jacoby, 1885)
○
分布:
○
体長:mm
○
時期:
コガネハムシ亜科 (Sagrinae)
2016年標本(三重県)大分昆虫同好会
フェモラータオオモモブトハムシ
Sagra femorata
(Drury, 1773)
○
分布:三重県〜東南アジア
○
全長:20mm
○
時期:
東南アジアからの外来種。幼虫はクズの蔓の中に虫こぶ(ゴール)をつくる。
カタビロハムシ亜科 (Megalopodinae)
2013.5.29(湯布院町)
カタビロハムシ
Colobaspis japonica
Baly
○
分布:本州・九州
○
体長:8mm前後
○
時期:
ネクイハムシ亜科 (Donaciinae)
2011.7.9(山都町)
イネネクイハムシ
Donacia (Cyphogaster) provostii
Fairmaire, 1885
○
分布:北海道から九州・八重山諸島
○
体長:6〜7mm
○
時期:
都道府県RDB:大分県準絶滅危惧(NT)
2011.7.9(山都町)
2011.9.10(玖珠町)
ガガブタネクイハムシ(ネクイハムシ)
Donacia (Cyphogaster) lenzi
Schonfeldt, 1888
○
分布:北海道から九州
○
体長:mm
○
時期:5月〜11月
イネネクイハムシによく似たネクイハムシ。触角第2節と第3節の長さが同じくらいなのが特徴。山地などの池でジュンサイ・ヒツジグサを食べる。暖地では少なく局地的分布。
黒色2013年
キヌツヤミズクサハムシ(スゲハムシ)
Plateumaris sericea
(Linnaeus, 1768)
○
分布:北海道・本州・九州
○
体長:mm
○
時期:
色彩変異が大きなミズクサハムシで、 黒・紫・青・緑・黄・赤などが見られる。
黄色2013年
赤色2013年
クビボソハムシ亜科 (Criocerinae)
2012.8.21(九重町)
ジュウシホシクビナガハムシ
Crioceris quatuordecimpunctata
(Scopoli, 1763)
○
分布:本州・九州・対馬
○
体長:6〜7mm
○
時期:
橙色の前胸部と上翅に黒斑が14つあるクビナガハムシ。成虫も幼虫もアスパラガス類の葉を食べる。
2012.8.10(九重町)
アカクビナガハムシ
Lilioceris subpolita
(Motschulsky, 1860)
○
分布:本州から九州・対馬
○
体長:7〜10mm
○
時期:5月〜8月
体は赤く頭部と肢が黒い大型のハムシです。キイロクビナガハムシに似ていますが、上翅と胸部の点刻は弱くツヤがあります。サルトリイバラの葉を食べる。
2010.6.27(九重町)
キイロクビナガハムシ
Lilioceris rugata
(Baly, 1865)
○
分布:本州から九州
○
体長:6〜8mm
○
時期:
アカクビナガハムシに似たハムシで、光沢がなく上翅や前胸板には強い点刻があります。黄色がかかった個体と赤い固体が見られます。ヤマイモ・オニドコロなどの葉を食べる。
2010.7.8(湯布院町)
2008.5.16(大分市)
ユリクビナガハムシ
Lilioceris merdigera
(Linnaeus, 1758)
○
分布:本州・九州〜朝鮮・シベリア・中国・ヨーロッパ・南アメリカ
○
体長:7〜10mm
○
時期:4月〜8月
頭部・胸部・上翅は少し黒味のある赤褐色で触角と肢の関節が黒色をしています。ユリ類の葉や蕾を食べます。幼虫は自分のフンを身にまとって隠れる。
2011.4.2(大分市)
トホシクビボソハムシ
Lema decempunctata
Gebler, 1830
○
分布:本州から九州・対馬
○
体長:4.5〜6mm前後
○
時期:
頭部・前胸部は金属光沢のある黒、肢は黒または黒と黄褐色、上翅は黄褐色で10つの黒点のあるクビボソハムシ。黒点はまったく消失するものもある。普通の食草はクコの葉、今回はマツヨイグサに集まっていた。
2011.7.14(庄内町)
ルリクビボソハムシ
Lema cirsicola
Chujo, 1959
○
分布:本州から九州
○
体長:5.5〜6.6mm
○
時期:5月〜8月
全身青藍色光沢のある黒いクビボソハムシ。アザミ類の葉を食べる。
2012.6.28(日田市)
ササキクビボソハムシ
Lema cyanella
Linnaeus
○
分布:九州?
○
体長:mm
○
時期:
2011年に和名ササキクビボソハムシとして国内で80年ぶりに再発見されたクビボソハムシ。今まで多種と混同されていた。ルリクビボソハムシよりも一回り小型。ルリは林縁のアザミを好むのに対して、こちらは草原のアザミを好む。腹部はルリではツルツルなのに対して微毛が生える。
同上腹部2012.6.28(日田市)
2011.8.27(庄内町)
キバラルリクビボソハムシ
Lema concinnipennis
Baly, 1865
○
分布:日本全土
○
体長:mm
○
時期:
ルリクビボソハムシに良く似たクビボソハムシ。腹部が黄色いのが名の由来になっているが、腹部の黄色くないタイプもある。ルリクビボソよりも体型が細め。ツユクサ類の葉を食べる。
全脚淡赤黄色型2011.9.2(挾間町)
コルリクビボソハムシ
Lema michioi
K.Suzuki, 2005
○
分布:本州から九州
○
体長:3mm前後
○
時期:
2005年に新種記載された小型のクビボソハムシで、体は紺色金属光沢がある。肢の色は変異があるようです。山地の湿地でツユクサ科のイボクサを食べる。
全脚淡赤黄色型2011.9.15(挾間町)
♂2011.9.15(挾間町)
トゲアシクビボソハムシ
Lema coronata
Baly, 1873
○
分布:本州以南
○
体長:mm前後
○
時期:
山地の湿地等でツユクサ科のツユクサ・イボクサを食べる。キバラルリクビボソハムシよりもホッソリしている。♂の中肢にはトゲがあるのが特徴。
2012.5.19(大分市)
ヤマイモハムシ
Lema honorata
Baly, 1873
○
分布:本州から八重山諸島
○
体長:5〜6mm
○
時期:5月〜8月
頭部・前胸部は鮮赤色、肢は黒、上翅は青藍色光沢のある黒のクビボソハムシ。ヤマノイモの葉を食べる。
2009.6.2(久住町)
2010.7.15(野津町)
カワリクビボソハムシ(アカクビボソハムシ)
Lema diversa
Baly, 1873
○
分布:本州から屋久島
○
体長:5〜6mm
○
時期:4月〜7月
一見、ヤマイモハムシに似たクビボソハムシ。色彩変異が多く、上翅後縁の赤い部分が広くなるものもあるが、上翅先端は必ず赤くなる。ツユクサの葉を食べる普通種。
2012.6.28(日田市)
セアカクビボソハムシ
Lema scutellaris
(Kraatz, 1879)
○
分布:北海道から九州
○
体長:mm
○
時期:
平地から山地のツユクサ・イボクサに集まるが生息地は少ない。
2012.5.6(九重町)e
キオビクビボソハムシ
Lema delicatula
Baly, 1873
○
分布:本州から九州
○
体長:4〜4.5mm
○
時期:
青藍色光沢のある黒と赤の綺麗なクビボソハムシ。広域に分布していると思いますが、個体数が少ないのか出会うのは稀のようです。
2010.6.20(湯布院町)
キベリクビボソハムシ
Lema adamsii
Baly, 1865
○
分布:本州から屋久島・対馬
○
体長:5.5〜6mm
○
時期:4月〜8月
体色は鮮黄色から黄橙色で黒い斑紋の入ったクビボソハムシ。斑紋には変化がある。人が近づくとすばやく飛んで逃げる。ヤマノイモ等の葉を食べる。
2010.7.15(犬飼町)
2010.8.31(久住町)
2011.6.23(山都町)
イネクビボソハムシ(イネドロオイムシ)
Oulema oryzae
(Kuwayama, 1929)
○
分布:北海道から九州・対馬・与那国島
○
体長:mm
○
時期:
2012.7.9(庄内町)
ムギクビボソハムシ(ムギドロオイムシ)
Oulema erichsoni
(Suffrian, 1841)
○
分布:北海道から九州
○
体長:mm
○
時期:4月〜6月
全身青藍色光沢のある黒のクビボソハムシで前胸部は丸みがある。栽培種や野生種のムギ類の葉を食べるがめったに見られない。
2012.8.12(野津原町)
セスジクビボソハムシ
Oulema atrosuturalis
(Pic, 1923)
○
分布:本州以南
○
体長:mm
○
時期:6月〜8月
体色はほとんどが黄褐色で上翅の会合部が黒い小型のクビボソハムシ。平地や山地の荒れた草地等のメヒシバ・エノコログサ等の葉上で見られます。
ナガツツハムシ亜科 (Clytrinae)
2012.6.9(湯布院町)
キボシルリハムシ
Smaragdina aurita
(Linnaeus, 1766)
○
分布:北海道から九州
○
体長:4.5〜6.5mm
○
時期:
2011.4.21(大分市)
ムナキルリハムシ
Smaragdina semiaurantiaca
(Fairmaire, 1888)
○
分布:本州から九州
○
体長:5〜6mm
○
時期:
2012.5.15(庄内町)
キイロナガツツハムシ
Smaragdina nipponensis
(Chujo, 1951)
○
分布:本州から八重山諸島
○
体長:5〜6mm
○
時期:4月〜7月
体は光沢のある黄橙色で目と肢の黒いナガツツハムシです。カワヤナギ・クヌギ等の葉を食べる。
2008.5.17(中津市)
♂2012.7.5(産山村)
ルリナガツツハムシ
Smaragdina mandzhura
(Jacobson, 1925)
○
分布:
○
体長:mm
○
時期:
2012.7.7(産山村)
ツツハムシ亜科 (Cryptocephalinae)
2010.6.27(由布市)
ハギツツハムシ
Pachybrachis eruditus
(Baly, 1873)
○
分布:北海道から九州
○
体長:4mm前後
○
時期:
黄褐色に黒の斑紋が入ったツツハムシで個体変異が多い。山地の草地でハギ・ヤナギ類の葉を食べる。
2010.9.14(別府市)
クロオビツツハムシ
Physosmaragdina nigrifrons
(Hope, 1843)
○
分布:本州から沖縄
○
体長:5〜5.5mm
○
時期:7月〜9月
体色はオレンジ色と黒色の綺麗なツツハムシ。山地の平地などで見られる。ナツフジ・マルバハギ等を食べる。
2013.8.2(九重町)
ヨツモンクロツツハムシ
Cryptocephalus nobilis
Kraatz, 1879
○
分布:本州から九州
○
体長:5〜6mm
○
時期:
黒地に黄色の紋が4つ入った特徴的なツツハムシです。山地のカシワ・コナラ等をたべる。
2011.4.24(庄内町)
ルリツツハムシ
Cryptocephalus aeneoblitus
Takizawa, 1975
○
分布:
○
体長:mm
○
時期
バラルリツツハムシによく似た近縁種。高原などにすむがやや少ない。
2009.7.2(久住町)
バラルリツツハムシ
Cryptocephalus approximatus
Baly, 1873
○
分布:本州から九州
○
体長:3.5〜4.5mm
○
時期:4月〜7月
体は全身青藍色の金属光沢のある黒色のツツハムシ。バラ・ハギ・フジ・イタドリ・サクラ・ドロノキ・クヌギ等の葉を食べる。
2012.6.17(湯布院町)
キアシルリツツハムシ
Cryptocephalus fortunatus
Baly, 1873
○
分布:本州から九州
○
体長:5〜6mm
○
時期:
バラルリツツアムシによく似たルリツツハムシの仲間で肢は黄色い。体は金緑色の金属光沢が強い。
2009.6.21(久住町)
2010.6.27(久住町)
2013.6.7(宇目町)
チビルリツツハムシ
Cryptocephalus confusus
Suffrian, 1854
○
分布:
○
体長:mm
○
時期:
2012.6.29(庄内町)
アオチビツツハムシの近縁種
○
分布:九州?
○
体長:mm
○
時期:
2013.8.2(九重町)
フタスジツツハムシ
Cryptocephalus bilineatus
(Linnaeus)
○
分布:
○
体長:mm
○
時期:
2012.4.27(大分市)
クロボシツツハムシ
Cryptocephalus signaticeps
Baly, 1873
○
分布:本州から九州・対馬
○
体長:4.5〜6mm
○
時期:4月〜8月
赤色に黒い斑紋のあるツツハムシで、前胸部の斑紋には個体変異が見られる。クヌギ・ハンノキ等の葉を食べる。
2011.9.1(九重町)
キスジツツハムシ
Cryptocephalus limbatipennis
Jacoby, 1885
○
分布:本州・九州
○
体長:mm
○
時期:
黒地に黄色のタテ筋の入ったツツハムシ。上翅の斑紋は個体変異がある。湿地や河川敷に生息するが少ない。
2009.7.5(庄内町)
タテスジキツツハムシ
Cryptocephalus nigrofasciatus
Jacoby, 1885
○
分布:本州から九州
○
体長:3〜4mm
○
時期:
カシワツツハムシを小さくしたようなツツハムシです。上翅の点刻が目立ちます。上翅の黒い縦線は消失する個体も見られます。
2010.7.18(別府市)
カシワツツハムシ
Cryptocephalus scitulus
Baly, 1873
○
分布:北海道から九州
○
体長:3.5〜5mm
○
時期:
2010.6.20(湯布院町)
キボシツツハムシ
Cryptocephalus perelegans perelegans
Baly, 1873
○
分布:本州から八重山諸島
○
体長:3〜4.5mm
○
時期:5月〜7月
頭部・前胸部・肢はオレンジ色、上翅は黒く黄色の斑紋のあるツツハムシ。モクタチバナなどの葉を食べる。
2010.8.4(玖珠町)
ジュウシホシツツハムシ
Cryptocephalus tetradecaspilotus
Baly, 1873
○
分布:本州から九州
○
体長:3.5〜5mm
○
時期:6月〜9月
体は全体黄褐色で黒い斑紋がテントウムシのように散らばったツツハムシです。
♂2011.7.8(山都町)
タマツツハムシ
Adiscus lewisii
(Baly, 1873)
○
分布:本州から九州
○
体長:2.2〜2.8mm
○
時期:
♂は前胸部が赤く♀は全身真っ黒な玉のようなハムシ。コナラ・クリ・クヌギなどの葉に集まる。
♀2012.8.16(九重町)
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